題名が長すぎて、新記録だわ。
本当に正しい情報はfacebookとか、ちゃんとしたところで見つけてほしいんだけど、救急部に入りたい奇特な人向けのオンライン説明会があります。
このHP運営している中の人は関わらないので、きっと真面目な会だと思います。
まぁ、様々な大学や病院が救急医の専門プログラムを持っていて、どれも魅力的だと思いますが、中の人として少し大学救急部をアピールすると、
いいところ
⓵林教授が優しい
普通は凄い怖いし、逆らえないっていうのが教授の典型例だけど、林先生は人格者?なのか、とてもやさしい。ちゃんと自分の意見を言えば聞いてくれるし、やりたいことは応援してくれる。(ちなみに人材不足+関連病院がないので、怒られて地方に飛ばされるっていうのがない。そもそも大学病院のあるところがへき地だろっていうのは辞めてあげて。)
②忙しすぎない
まぁまぁ、忙しい時もあるし、病床が600床くらいしかないから満床で苦労することもあるよ。でも、大した人口のない福井を救急を大学病院、県立病院、済生会、日赤と4つの病院でカバーしているので、そんなに忙しくならない。つまり、一人ひとりの患者さんに時間をとって対応したり、研修医の教育に時間をかけたりできるよ。残業もほぼないよ。
③教授の顔が広いので国内外に研修に行くことが出来る
例えば、専門研修の間に聖マリアンナ病院にICUを学びに行ったりできます。プログラムの研修先って色々制約があるんだけど、みんな交渉して、好きなところで勉強しています。
④安定した生活ができる
例えば男性医師でも産休で1カ月休むこともできるし、専門医プログラムが終わると給料がスタッフ同等に上がるので安定した生活ができるよ。個人的には医師が不足している地方大学ならではのバグだと思っている。そもそも、週5日程度で(残業なし)しか働いていないし。家族とのんびりした時間を過ごしたり、好きなYoutubeやったり、いろいろ自由に過ごしています。
デメリット
⓵大学病院、いや福井には重症が少ない
当たり前なことなんだけど、地方より都会のほうが重症症例や救急救命センターじゃなきゃ助からないだろっていう症例は多いです。それは単純に人口と発生頻度によるんだよね。そうすると、重症をガンガン診て、集中治療を頑張りたいって人には向いていないかも。でも、個人的には「ガンガン重症をみる」っていうのは体力、気力がないと続かないので、ある程度の年齢できつくなるんじゃないかな?っと思っています。重症を学ぶのは研修中の期間+αでやらせてもらって、結婚して子供が出来たりするくらいからは、福井くらいでのんびり暮らすほうがいいのかなと思います。
②福井が田舎
まぁ、田舎だわ。奥さんと二人だけだったころは、周りにたいした飲み屋もないし、買い物をするところもないしで正直、がっかりしたけど、年齢が上がり家族が増えてくるとだんだんと志向が変わってくるんだよね。そうすると、「子供が安心して遊ぶ公園がある」とか「きれいな海がある」とかのほうがよくなってくる。なので、若いうちは確かに福井は魅力が足りないところがあるけど、休みを取って都会に行けばいいし、金沢や京都くらいだったら日帰りできるので、そうやって過ごしていけばいいんじゃないかな。
誰が記事を読むか分からないけど、自分が進む専門医プログラムを選ぶときは、「トップの人間の目がキラキラしているか」「働いている人の色つやが良く、仲良いか」ということが大切かなと思います。
この二つが揃っているところは、きっと働きやすいよ。
オンライン説明会の詳細は疲れたので、パンフレットを読んでください。
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