救急専修医コース 後期研修医の声

福井大学を選んだ理由

皆さんが福井に興味をもたれる一番の理由はやはり日本一のER医、林教授の影響が大きいのではないでしょうか?かくいう私も、縁もゆかりもなかった北陸の地、福井に来た一番の理由は林教授です。大学病院の教授なんて滅多に臨床現場にいないのでは、と思われる方、我々のボスは違います!! 週1回のカンファレンス、総合診療部の外来診療に加えて、週1回はERでシフト勤務されていますので実地での指導を受ける機会が多くあります。また月1回、林教授直伝の後期研修医勉強会も開催されているためER型救急の極意を存分に吸収するとこができるでしょう。

もともとER型救急の土台がある福井県内において、大学病院を選択したもう一つの理由は研修施設と人材の豊富さです。様々な特徴をもつ多くの施設が連携施設として登録されているので、希望に応じた調整が可能です。また当院のスタッフは総合診療・地域医療が得意な医師、研修医教育に熱い医師、臨床研究に勤しむ医師、、と背景や活躍領域が多岐にわたるため、豊富なフィードバックを受けられるだけでなく、3年間の研修の、その後のロールモデルも描きやすいのではないでしょうか。

実際のローテーション

1年目は大学病院勤務で、豊富なoff-the jobトレーニングや勉強会を通してER医としての基本姿勢や知識の集取・伝達方法について学ぶことができました。大学病院ならではの複雑な背景疾患を抱えた方が救急受診されるとこが多く、また週1回の総合診療部の外来研修もあるため、急性期~亜急性期まで幅広い疾患を経験することができます。

 2年目は市中病院勤務で、多くの救急疾患を経験します。もちろん各施設とも経験豊富なER医から指導を受けることができます。救急車の受け入れや各科との連携がスムーズな点は福井県内ならではの文化で、恵まれていると思います。

 3年目のICU研修は神奈川県川崎市の聖マリアンナ医科大学が関連施設となっており(もちろんその他の施設も選択可能です)、豊富な症例と充実した指導体制の下、ICU管理の基本を丁寧に指導していただけました。医局同士の関係が良好で、異動に際して居住地やバイト先についての配慮も十分あるためオススメの研修先です。

良かったところ

3年間の研修を通じて、様々な施設の救急医療を経験できたことは自分の医療の幅を広げることにつながったと感じています。同じ志をもつ多くの仲間と出会うこともできました。勉強会・研修会へも気軽に参加できる雰囲気があり、勤務を調整いただき全国の様々な勉強会に参加することができました。日々の実務に悩殺されることなく、幅広い領域について学ぶ機会と時間が確保されています。

どんな人におすすめ?

ER型救急医としてどの患者さんにも対応できる臨床家を目指している方におすすめします。ER医としての土台作りとして十分な教育環境と実績のある当院をベースに、慢性期疾患への対応や重症例の入院・ICU管理も学べるバランスのとれた研修プログラムになっていると思います。救急領域以外にも興味がある、将来ダブルボードを取得したい、という欲張りな方にもいいかもしれません。

(中の人より)真面目ぶりおって。

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