救急に強い総合診療医

総合診療医の専門性は守備範囲の広さです。多様な患者さんのニーズに応えるのが専門です。急性期から慢性期まで、老若男女すべての患者さんに、病気の時のみならず健康な時も予防も含めて誠実に対応します。
臨床医学の父であるウィリアム・オスラーは「良き医師は病気を治療し、 最良の医師は病気を持つ患者を治療する。」と言っています。

患者さんの人生に伴走し、地域も含めて、ずっとみるのが醍醐味です。「近接性」「包括性」「協調性」「継続性」「責任性」のすべてを兼ね備えて、地域の健康を支えるのが家庭医・総合診療医です。

福井大学では、救急部と合同で運営し、救急対応力の高い「逃げない」総合診療医の育成に取り組んでいます。愛想がいいだけではなく腕もいい医者になりましょう。毎年、カナダから家庭医療の指導医を招き、国際的視野を持つアカデミックな総合診療医の養成を目指しています。さらに大学が行政と連携して永平寺在宅訪問診療所の運営にも携わっているという画期的な教育体制をとっており、全人的な在宅診療の教育環境も提供しています。

働く場所は非常に多種多様で、診療所、地域中核病院、大学病院など働く場所によって各々ニーズが異なるので多彩な経験が必要です。一番どこで働くのが自分に合っているのか確かめてやりがいのある自分の居場所を見つけましょう。そして患者さんと喜怒哀楽を分かち合える人間性、共感性を育てて、「まるごと地域を診る」「ずっと患者さんおよびその家族を診る」「ずっと診る」を実現し笑いの絶えない家庭医・総合診療医ライフを実現しましょう。

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